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木のはなし

おひつには桧が、まな板にはイチョウと木にはそれぞれの特性があります。岐阜県郡上森林組合が自然の森林で育んだ木材について、「銀杏イチョウ」「桧ヒノキ」「欅ケヤキ」その特徴などを紹介します。


銀杏 【イチョウ】・・・Ginkgo

銀杏

イチョウ (鴨脚樹・銀杏・公孫樹)
イチョウ科イチョウ属・落葉針葉樹

高さが30-40m、直径5mくらいまで早く成長する。葉は扇形で、よく広葉樹に間違えられるが、落葉針葉樹。秋に黄変し、黄色の種子を結ぶ(内に白色硬質の核がある。これを「ぎんなん」といい、食用となる)。イチョウはヨーロッパでは1億年前世界中でさかえ、その後絶滅したと考えられていた。それが日本に存在するというので大反響を引き起こし、進化論の父ダーウィンはイチョウを「生きている化石」と呼んだ。
材は緻密で美しく加工しやすく、全体に均質で、狂いも少ないのが特徴。碁盤、将棋盤のほか、算盤珠、まな板などの器具材、印判、版木、木魚などの彫刻材、天井板などの建築材、漆器木地などに広く使われている。


檜  【ヒノキ】・・・Japanese cypress

檜

ヒノキ (檜・扁柏)
ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹

木曾檜は尾州檜の名でも有名。特有の芳香を放つヒノキは、その名を、檜を擦り合わせて火をつけたことから由来する。日本特産種で、本州中部から四国、九州を経て屋久島に分布。狂いが少なく、加工性は良いほか、耐湿、耐水性が良く、保存性が高い。肌目は精で、表面を上手に仕上げると特有の光沢を出すことが出来る。寺社建築をはじめ高級建築材として使われるほか、造作材、建具材、家具材、曲物材などにも用いられる。


欅  【ケヤキ】・・・Japanese zelkova

欅

ケヤキ (ツキ【槻】、ツキケヤキ)
ニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹

古くは、ツキ(槻)とも呼ばれた欅(けやき)の木。また、類似種と区別するため本欅と呼ばれる場合もあり、玉杢、泡杢、牡丹杢などの美しい木目模様が現れることがあるのが特徴。辺材と心材の区分がはっきりとわかりやすく、辺材は灰白色で心材は黄褐色。年輪も明瞭で光沢がみられる。材は少々重硬で、耐湿・耐久性に優れている。国産の広葉樹の中で第一の良材とされ、建築材、家具材、建具材、造作材として古来より幅広く用いられている。特に寺社建築に重用したり、農家の大黒柱としても用いられた。

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